今回、ママの不安や悩みに答えてくれるのは、助産師の安慶名なほ先生。
新米ママから多く寄せられる赤ちゃんの質問・相談に答えていただきました。
Q. 赤ちゃんがなかなか寝てくれない
赤ちゃんがなかなか寝てくれません。
抱っこや授乳している時は良いのですが、ベッドに置くとすぐに起きて泣いてしまいます。
まずは下記の点を確認してみてください。
・しっかり授乳をしたか
・オムツを替えたか
・洋服など着せすぎていないか
・部屋の温度は快適か
赤ちゃんの泣く理由・寝ない理由を取り除いてみたけれどそれでも泣いてしまう・寝ないという時は、寝かせ方・抱っこの仕方を工夫してみると解決するかもしれません。
◆赤ちゃんが心地よいと感じる抱っこのポイント◆
※首が座る前の赤ちゃんの抱っこは横抱きが基本※
- 両手はお顔の前に、足はあぐらを組むように丸く抱っこしてあげる
→このように抱っこすることで、ママのお腹の中にいた時の姿勢と同じになります - 抱っこする時にママとしっかりと密着させる
◆赤ちゃんが心地よい寝かせ方のポイント◆
ママのお腹にいた時はまぁるい姿勢で過ごしている赤ちゃん、背骨はCの形を描くように丸くなっています。
このため、お布団にそのまま寝かせると背骨が必要以上に引っ張られたりして不快に感じ泣いたり、寝ていてもすぐに起きてしまう要因になります。
授乳クッションを利用する
授乳クッションにバスタオルをかけて中央が少し沈むようにし、そこに赤ちゃんを寝かせます。
足元には小さ目のクッションやタオルを折りたたんだ物を入れ、お尻より少し高くなるようにします。
この時に赤ちゃんの首が沈み込み過ぎ窒息しないよう首枕を入れてください。
こうするとお腹にいた時に近い姿勢になるので、赤ちゃんも心地よく過ごせます。
抱っこの仕方・寝かせ方のほんの少しの工夫で、赤ちゃんが心地よく寝てくれますし、ご機嫌で過ごせるようになります。
是非、一度お試しください。
Q. 赤ちゃんにとって快適にすごせる気温って何度？
室温26～28度、湿度50～60%です。
大人が長袖を着ていて暑くもなく寒くもないくらいが赤ちゃんにとっても快適と言われています。
Q. 赤ちゃんが夜起きるのは、いつ頃まで？
生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の違いがまだわかりません。
そのため、夜起きて昼間はぐっすり眠るという赤ちゃんが多くいます。
生後1ヶ月を過ぎた頃から、朝はカーテンを開けて日光の光を入れてあげる・ガーゼで顔を拭いてあげる(洗顔代わり)、夜9時以降の授乳は部屋を暗くして行うなどを習慣化してあげると、昼夜逆転が解消されやすくなります。
